
ためす
Tamesu新しい体験に飛び込み、自分の手で探究する(仮説→実行→観察のサイクル)。
この軸で見ていること
うまくいくか分からないことを、自分の手で実際にやってみる場面がどれだけあったか。
実際にその場面があった活動
- 竹を割って巨大な流しそうめん装置を組み立てる(2025年8月7日・夏合宿)
- ペットボトルロケットを設計してつくり、飛ばす(2025年8月13日・東京科学大学ロケット制作サークルと協働)

一般社団法人わっしょいは、京都府南丹市美山町で子ども向けの体験教育を行っています。 田んぼ・川・山という地域そのものを教室にして、農作業から工作、国際交流までを1年を通して実施しています。 わっしょいはこれらの活動を「ためす・きづく・めざす・うけつぐ」の4軸で評価し、活動ごとに数値として記録しています。 このページでは、その4軸と実測値、そして実際にやってきた体験を掲載します。
合言葉は「美山のすべてが教科書になる」。自然も、田んぼも、茅葺きの屋根も、 そこで暮らす人との会話も、そのまま教材になると考えています。 そのため単発の体験で終わらせず、田植え、収穫、販売、発信、振り返りという 一本の線としてつないでいます。季節の巡りがそのままカリキュラムです。
もうひとつ大事にしているのは、子どもを「お客さん」にしないことです。 学園祭での販売の戦略は子どもたち自身が会議で決めましたし、 田植えでは、学生が子どもに教わる場面のほうが多いくらいでした。
わっしょいは、体験教育で何が起きたかを4つの軸に分けて振り返っています。 軸の名称と、その軸で見ていること、実際にその場面があった活動は以下のとおりです。

新しい体験に飛び込み、自分の手で探究する(仮説→実行→観察のサイクル)。
この軸で見ていること
うまくいくか分からないことを、自分の手で実際にやってみる場面がどれだけあったか。
実際にその場面があった活動

五感で世界を感じ取り、地域・自然・人の関係を結びつけて記録する。
この軸で見ていること
見て、触って、比べて、それまで知らなかった違いに気づく場面。
実際にその場面があった活動

仲間と目標を共有し、企画の段階から自律的に協力して形にする。
この軸で見ていること
自分たちで目標を決めて、そこに向けて準備し、人前でやり切る場面。
実際にその場面があった活動

体験を作品や商品などのかたちで表現し、次の世代や地域の外へ伝える。
この軸で見ていること
美山で続いてきた仕事や行事を、実際に手を動かして受け取る場面。
実際にその場面があった活動
体験教育は「楽しかった」で終わりやすい活動です。 わっしょいは、活動が終わるたびに4軸を数値で記録し、次の企画を決めるときの材料にしています。 この記録は、活動実績を他地域でも使える形に整理する取り組み(IRORIプロジェクト)としても続けています。
評価の方法
活動を担当した運営メンバーが、活動ごとに4軸それぞれを4段階で記録する内部評価(自己評価)です。1が最高、4が最低で、数値が小さいほど、その軸がよく現れた活動であることを示します。 総合値は4軸の幾何平均です。
| 事業名 | 日付 | ためす | きづく | めざす | うけつぐ | 幾何平均 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 美山農作業&DIY(稲作準備) | 2026年5月10日 | 4 | 3 | 4 | 2 | 3.13 |
| 美山で農作業&水のpH調査 | 2026年5月17日 | 4 | 2 | 3 | 1 | 2.21 |
| 田んぼに水入れ | 2026年5月30日 | 3 | 4 | 2 | 2 | 2.63 |
| お米の旅編① 田植え Day1 | 2026年6月6日 | 2 | 3 | 4 | 2 | 2.63 |
| お米の旅編① 田植え Day2 + グリーンコンサート | 2026年6月7日 | 4 | 2 | 4 | 3 | 3.13 |
| 田んぼの管理(田打ち・チェーン除草・水管理)、畑 | 2026年6月13日 | 3 | 3 | 4 | 3 | 3.22 |
| 農作業③&美山EXPO準備 | 2026年6月28日 | 2 | 3 | 3 | 3 | 2.71 |
| MIYAMA EXPO 3rd | 2026年7月5日 | 4 | 4 | 4 | 3 | 3.72 |
| 平均(8件) | — | 3.25 | 3.00 | 3.50 | 2.38 | 2.92 |
出典: 一般社団法人わっしょい 活動記録マスタ(2026年度)。2026年7月5日時点で4軸の評価値が記録されている全8件を掲載しています。 同時点の2026年度の活動記録は69件で、うち評価値が入力済みなのはこの8件です。記録は現在も継続中です。
この8件の参加者は合計395名(うち運営スタッフ235名、地域の子ども81名、地域の大人59名)です。 数値は運営による自己評価であり、イベントの成否や満足度を表すものではありません。
美山町での活動は、田植えから収穫まで季節に沿って進みます。 そのあいだに、川遊び・工作・料理・地域行事への参加が入ります。 以下は実際に行った活動の写真です。

田植え
2025年度

田んぼの自然観察
2025年度

草花のスケッチ会
2025年度

川遊び
2024年8月3日

竹で組む流しそうめん装置
2025年度・夏合宿

ペットボトルロケットづくり
2025年8月13日

米の収穫と稲木干し
2025年度

世界の料理会
2025年度

学園祭での共同出店
2025年度

茅刈り
2025年11月29日

クリスマスコンサート(京都大学交響楽団と協働)
2025年12月20日
写真は2024年度・2025年度・2026年度の活動記録より。 2025年度は子ども向けプログラムを年間34回実施し、地域住民・子どもの延べ参加人数は400名でした。